日本語版インタビュー原文
in 1986, Japan.
Q : では、その巨大な母艦の方の形を説明していただきたいのですが。

A : それは真っ暗闇で、とにかく一番見えない位置、水平線よりちょっと下なんですけど、そこをズーッとついてくるもんで、これはまあ「何もしないんだったらまあいいや」と思ったんです。

 ちょうど飛んでいるあたりが快晴でしてね、フェアバンクスの街の明かり、それに連なる空軍基地の明かりというものが、非常に明るいんですね。
 それで、真っ暗な所からズーッと出てきたわけですね。そうしたとたん、もうシルエットがグワッと大きなものが見えたもんで、小さな宇宙船が前後して飛んでいると思っていたんですが、それは大間違いでしたね。

 
(見えていた光は単に)前と後ろのライトであってね。中心部はだいたいの推定でいえば、航空母艦の甲板を中心にして重ね合わせた、それくらいの大きな円盤になるわけですね。



 それでね「これはいけない」と。これはなんかあってはいけないので、出来るだけ逃げようと思い、それで地上
(フェアバンクス空港)のステーションに対し「45度の方向に逃げたいから許可してくれ」「その次は90度で離れたいから許可してくれ」などと言っていたら、地上の管制官から「360度回ったらどうか?」と言って来たんですね。
 それはとってもいい考え方だと思ったんです。彼らがまっすぐ飛んで行ってくれれば、われわれはそれで安心して飛べるというわけで、360度旋回して飛んだわけです。


 それで360度旋回してアンカレッジに向いた時「もういないだろう」と思った位 置にピシッといるわけですね。

 こーれはねー.....われわれに対して何か意図がある。「これはいかんぞ」というわけで、高度変更を要求したわけです。

 飛んでいた高度が10600メートルから9400メートルくらいですかね、そこから降下したわけです。もちろん許可を取ってですね。そしたら実に見事な編隊飛行と同じように...
(一緒に降下してくるわけです)

 私も昔は戦闘機に乗っていましたから、編隊の動きというのはよくわかるんですが、それと同じようにズーッと付いて降りてくるんですね。その間隔は、やはり7マイルから8マイルですね。それが水平飛行に移ってからもやはり同じ位置で来るんで、どうしようもないですね。

Q : その時点で、管制塔が「偵察機を出そう」と言ったわけですか?

A : そうですね「確認のためFー14を出そう」と言ってくれたんですけどね。戦闘機のパイロットというのは、特に誇り高い人たちですから「戦争で戦って死ぬ」ということは、喜びではないと思うんですけれども、名誉なことなんですね。
 それで、非常に高度に発達した飛行機に対して、あるいは宇宙船に対して行動を取った場合に、彼らはものすごい技術を持っていますんでね。「なんか変なことでもされたんでは申し訳ない」という気持ちがありますもんで、即座に断りまして、それでアンカレッジに向かったわけなんです

Q : 分かりました、それで寺内さんは、このご経験から、やっぱりUFOは実在したというふうに確信をお持ちなんでしょうね

A : とにかく、われわれが考えるような科学技術を持った生物ではなくて、これから人間が何千年かで到達するようなレベルの人たちだと思うんですね。そういうふうに科学技術というものが進んできますとね、戦争はなくなる、食糧危機がなくなる、それとまあいろんなものがなくなるわけですね。それで非常に安定した社会があって、非常に高度な社会があって、科学的な方に人間が進んでいくと思うんですね。

 非常に高度に進んだ人たちが、じゃあ地球のような所を見た場合に、人類というのがいるという場合に、なんていうんですかね、遠くの方からね、そーっと見るだけでね「絶対接触してはいかん」と思うんです。しかも地球にきたのは数千年前か、それはわかりませんけど、かなり早くから来て、人間の進化とか争いとか、そういうものをズーッと見ているような気がするんですね。
(韮澤:この辺からは、ET側の思考を受けているような感じがします)

Q : 観察のためということでしょうか?

A : 観察のためと、あと補給なんかはしないとは思うんですけどね、あとは休養とかですね。あると思うんですよね、移動しますと。

 そういうことで、違う星から来ているということになると思うんですよね。そうなっちゃうと、そういう考え方もないし、そういう確証もないから、そんなことをあんまり公表する場合には、どうこうと言われるんですけれども、あまりにも見事に私たちの前にいろんなものを展開してくれたので、そう思うわけです。

Q : 何かの見間違いとか、錯覚とか、光の加減で見えたんだとか、そういうことは無いんですか?

A : 無いです。50分間も私たちが錯覚を見て、コースを外れてどこかへ行っちゃうなんてことはありません。

Q : (パイロットが)三人そろって同じ物を見ているわけですからね。

A : ただし私はね、私たち日本人はあまりそういうものが現れないんで、見てないんだと思うんですけどね、外国あたりでは相当目撃して知っているんではないですか?

Q : アメリカあたりではそうですね。地上のアンカレッジ空港は、交渉で取材できると思うんですが、そういうことは秘密性があるんでしょうか?

A : いや、そうではないと思います。(レーダーの記録)テープは公開してくれると思いますがね、だけど..........

Q : 彼ら自身は見ていないわけですからね。ただレーダーだけですからね。

A : しかし、とにかくわれわれ(パイロット3人)がその「光」を見ているということですね。そしてその光は単なるライトではなくて、エンジンの排気口なんですねー。
 それともう一つ、使用している燃料みたいなのは、おそらく「核物質」のようなものだと思うんですけれど、非常に人体とか生物のような、そういうものに影響を与えない高性能のものだと、それはとてもじゃないけど人間
(地球)なんかにある範囲のものではなく、ものすごい推力を持っているわけです。おそらく一秒とかからないで、時速4万キロとか、光の速度まで到達するだけのエネルギーを秘めたものだと思うわけですね。

Q : 逆噴射で移動がパタッと止まるというのですから、光子ロケットのようなものでしょうか?

A : 科学者の人に言えばね、よくわかると思うんですがね......とにかくジャンボがこのくらいの大きさですから...おもしろいですよ....
 僕はですね、たとえば遠くの星から来た人たちが、非常に高度な文明を持った人たちが、そうやって出来るだけ人間を脅かさないよう、見られないようにやってくる.......

Q : そういう感じはあったというか、わかったんですね?

A : そう。例えばね、上にゆらゆらした眺めが出てるでしょ。(このページの最初の図参照:母船UFOの頂点にある、不規則な光を発する銀色の短冊のようなもの)
ということは、消防車の警告灯のようなものをピカピカさせて(注意を促してくれている、つまり)気流の乱れで.....彼らがいると.....これは実在のものであると.....気流の乱れでジャンボでも揺れますからね。そうした場合に存在というものがはっきりとわかるわけですね。

 そうすれば「恐怖」になるわけですね。ですからそういう恐怖を絶対に起こすまいという努力はやってますね。というのは、ものすごい厳しい規定があると思うんですよ。自然の保護に対して、つまり「干渉してはいけない」ということです。
それにもかかわらず、目前に現れたんですね。

 それが僕は、やっぱりこれは一人一人個性を持った人
(ET)がいるということですよ。規則違反ですね。人間でもね、飛行機に乗ると橋の下をくぐってみたりね。やってはいけないことがいっぱいあるんですけど、やる人がいっぱいいるわけですね。ですからね、そういう個性を持った人たちがいるんだなーと思ったわけです。

Q : バーッと目の前に現れた時のその現れ方ですが、その移動する速さはものすごいものだったんですか?

A : ものすごいです。とにかく0.5秒とかそういう単位だったら、われわれ納得しますよ。ところが、アレーッという間で「時間が無い」という感じですね。......
 これで「お前はおかしい」って言われたら「もう飛行機から降りるぞ」と言う覚悟ですね。

Q : 実際に見られた感じですからね。ただ、本社のフライト報告には....

A : いや、キャプテン報告は出すけれど、本社で必要だったんなら出すけど、そういうことを言ってたら「気がおかしい」とか思われるのが関の山だから、そこのとこ会社と相談してくれと言ったわけです。向こうでは「何かUFOでも見たらしいですよー」なんて言っているらしく........とにかく「返事をくれ」と言ったんですよ。
それっきり、無しのつぶてですよ。

(この後、日航の本社から、寺内機長に対し緘口令が出たものと思われます:韮澤

(後略・完)